【実録】FXドル円で元手30万を100万まで増やした方法を大公開

FX 元手30万 FXで稼ぐための指南書

馬場 英俊

《ライタープロフィール》 某大手証券会社で15年。証券会社でのノウハウを活かしFX・株式を中心とした最新の金融情報を配信。   FX元手30万円から最高150万円を稼ぎだした実録をFX初心者向けに公開中! ☞ 記事はこちら

FXをこれから始めようとしている方や、FXをしていてもなかなか稼げていない方…。

そういった方にぜひ本記事は読んでいただきたいと思い、執筆いたしました。

【実録】2021年、実際に米ドル円で元手30万円を100万円まで増やした方法をご紹介いたします。

なぜ30万円からスタートしたのか…売ろうか迷ったときにどういったことを基準に考えたのか…

など、ターニングポイントで考えたことややったことも掲載していますので、1つでも参考になればと思います。

※ 米ドル円で元手30万円を100万円に増やしたのは、当サイトのライター馬場です。

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米ドル円投資に「元手30万円」は妥当な入金額か?

FXは数ある投資の中でも、少額投資ができる投資手段です。

株なら信用取引をするのに最低30万円は必要ですし…

1株6,000円や、1株が10,000円を超えている大型株は×100の資金、元手がないと、最低単位の100株ですら買えません。

また、もっと大きな投資で言うと、不動産投資などもありますが…

マンション1棟買うとなると、億を超える融資(借入)をして始める方もいらっしゃいます。

そういった中でも、FXは【松井証券FX】だと1通貨~(100円取引)取引ができますし…

投資通貨量を多めにしても、レバレッジを大きくかけることで少額投資が可能となります。

【例】レバレッジ25倍・メキシコペソ/円・10万通貨の場合

メキシコペソ/円(1ペソ = 8円)とした場合…

10万通貨 × 8円 ÷ 25(レバレッジ倍率)= 32,000円

最低限32,000円あれば、10万通貨分のメキシコペソ/円を運用することができます。

しかし、実際に32,000円だけを入金して取引をすると、損失が出るたびに通貨数量を下げなければならなくなり…
損失分を取り戻すのに、余計な時間をかけてしまうことに…。

元手(入金額)を30万円にした理由

なので、入金額は…
【取引したい通貨ペアのレート × 取引したい通貨数量 ÷ レバレッジ25倍 = 取引に必要な金額(必要証拠金)】
の約5倍~10倍を元手として始めるべきです。
そうすることで、実質レバレッジも下がりますし…ロスカット対象になる確率も限りなく低くなります。
例えば…

【例①】1万通貨・米ドル/円取引(1ドル = 100円として)

1万通貨 × 100円 ÷ 25(レバレッジ)= 40,000円

この5~10倍なので…

元手は20万~40万円を準備すると安全な取引が行えます。

【例②】10万通貨・メキシコペソ/円取引(1ペソ = 8円として)

10万通貨 × 8円 ÷ 25(レバレッジ)= 32,000円

この5~10倍なので…
元手は16万~32万円を入金しておくと安全圏になります。
つまり、メジャー通貨を1万通貨分取引するにも…マイナー通貨を10万通貨取引するにも…
平均して30万円分入金することは妥当な金額…と判断した上で、元手30万円から取引をしました。

元手30万円を米ドル円で100万円にまで増やした方法

では、ここからが本題です…皆さんも30万円の元手を準備してご覧ください。

【元手30万円を100万円まで増やしたステップ】

  • まずはじっくり売買計画を立てる
  • 最初は10万円から投資してみる
  • 投資額を30万円に増やしてやってみる
  • ファンダメンタルズ分析から今後のレートを予測する
  • スワップポイントとのバランスを考える
  • 資金を一気に投下
  • 見事に予測的中【目標100万円達成】

では1つずつ解説していきますね。

まずはじっくり売買計画を立てる

この取引前の計画が「元手30万円を100万円にする」ための全体の80%を占めている…

といっても過言ではありません。

それくらい、取引前の「売買計画・資金計画」は重要です。

私が立てた「売買計画」は次の通りです…

  • 通貨ペアをどれに絞るか
  • 1日どれだけの利益を目標とするか
  • スワップポイントのことも考えて「買い」で入れるタイミングか

取引する前に、この3点を特に重視した「売買計画」を立てます。

計画の具体的な立て方は、後ほどご紹介いたします

最初は10万円から投資してみる

米ドル/円

私が選んだ通貨ペアは、「米ドル/円」です。

理由としては…

  • 円安・円高の予測がしやすい
  • ユーロや他通貨よりも馴染みがある
  • 王道「米ドル/円」で利益を出せたら、きっと他の通貨ペアでも稼げる

と思ったからで、実際にこの予想は的中しました。

日本でもアメリカの経済ニュースは多く飛び込んでくるので、米ドル/円はやっぱり日本人には扱いやすい通貨ペアですね。

まずは、いきなり30万円は投下せずに、10万円取引から始めてみることにします。

ちなみに、今回の取引をやり始めた当時の米ドル/円レートは「109.482円(2021年7月末時点)」。

2021年7月30日
米ドル/円を10万円分・レバレッジ25倍で「買い」で入ります

10万円 ÷(109.482円 ÷ 25)= 22834通貨なので、20000通貨を買います。

20000通貨だと「1pips = 0.01円 = 200円」の利益になるので…

これが10pips = 2,000円の利益が出るまで待って…2,000円の利益が出た時点で「一度、利確」します。

10pipsの変動であればチャンスは1日に何回もありますので、利益が1日10,000円になるまで繰り返します。

(簡単に書いてますが、デイトレ用のテクニカル分析はかなり勉強しました)

FXは細かい利益を積み重ねることで、徐々に利益を増やしている投資手法です。
いきなり100万円の利益を狙うのではなく、1日10,000円…つまり月10万〜20万円を目標にして、徐々に大きな投資額にしていくところがミソです。

投資額を30万円に増やしてやってみる

2021年7月30日以降、1日10,000円の利益を目標に…

2021年8月いっぱいで、デイトレだけで月15万円以上を稼ぐことに成功。

2021年7~8月はレンジ相場が続いて、10pipsのレート変動は頻繁にあったので取引しやすい環境でした。

ただ、これは偶然ではありません。

そこを計画時点で読み取り、エントリーするタイミングを考えて7月30日にしました。


ここまでコンスタントにデイトレで稼げてきたので、次は投下資金を上げて30万円分にしてみます。

単純に、現在の20000通貨を3倍の60000通貨に…

1日の利益目標も3倍の30,000円に引き上げました。

2021年8月末の時点で元手30万円が、約47万円にまで増えていきます。

FX取引をする上で「エントリーポイント(売買するタイミング)」はとても重要です。

計画の中にもありましたが、一気に投下するタイミングが来たら、スワップポイントでも稼ぎたいですよね?
そう考えると、やはり「買い」でポジションを取る方が稼げる確率が高まります。
ならば、「買い」で入るとマイナスになってしまうショートレンジ(下げ相場)では基本的にエントリーしてはいけないんです。
ショートレンジにはショートレンジの攻め方がありますが…

ファンダメンタルズ分析から今後のレートを予測する

続いて、9月に入ってから9月20日までで、1日30,000円のデイトレ目標にしてから…

元手30万円を、約65万円にまで増やすことに成功。

さて、FXの面白いところはここからです。

2021年9月20日…

アメリカがFOMCで「政策金利(FRB)の据え置き」を発表しましたが、その際のパウエル議長の発言の中で…

「年内にあと1回の利上げをする。来年末までに5%を超える政策金利が続くだろう」

この発言は、世界的に相当大きなBIGニュースになりました。

あの世界の大国アメリカが、金融の引き締めを長期化・継続し続けることを世界に宣言したからです。

もちろん世界もこの流れに追随する流れとなり、世界的な円安が始まるのです。

この発言は、これからまだまだ「ドル」の価値は上がっていきますよ…と言っているようなものです。

この時のレートでまだ「1ドル = 110円」を超えた程度。

この発言があってから米ドル/円のレートはこれからも間違いなく上がっていくと確信があったので…

その時点での資金のうち50万円分を中期投資に切り替えて、残り10万円をデイトレ用の資金として担保しておきます。

当時、アメリカの多くのアナリストたちは「9月の政策金利も据え置き予想」としていました。
これは自分の考えとも一致したので、これからも円安方向に進むと考えたのです。← この予測と根拠が大事!

スワップポイントとのバランスを考える

「買い」ポジションは、ひとまず「1ドル = 115円」を目標にして注文を入れます。

その理由としては…

「1ドル = 110円」が115円になると、pipsで言えば「500pips」です。

この時点で50万円分の米ドルの通貨量は…

50万円 ÷(110円 ÷ 25)= おおよそ11万通貨の保有。

1万通貨で1pips = 100円の利益ですから…

11万通貨の場合は、1pips = 1,100円の利益…

つまり、11万通貨で500pipsの値幅が取れれば、1,100円 × 500pips = 55万円になり、

100万円に到達できると計算したからです。

その間に、10万円分残しておいたデイトレ用資金で1日10,000円の利益を目標に引き続きトレードをして保険をかけます。

資金を一気に投下する

さて、予測通り10月18日までに米ドル/円は「1ドル = 114.5円」にまでレートを上げました。

115円まで一気に届くか…と思いきや、ここから11月にかけて徐々に113円台にまでジリジリと下げてきます。

この時点のスワップポイント利益は…1万通貨で1日6~7円の時代ですから…
1ヶ月保有していても、2,000円くらいのものです

ここで私は迷います。。。

114.5円をピークにしてこのまま終わっていくのか…

そこで改めて、ファンダメンタルズ分析に戻ります。

次のFOMC開催日は、12月12・13日ですから、この時点であと1ヶ月あります。

次のFOMCの予想は多くのアナリストが、この時点で「再度、据え置き」ですので、一気に円高になることはまずない…。

つまり、この113円までのレート下げは、一時的なものでこのまままた上がり続けるのでは…と思い…

11月に入ってから、その時点で貯まっていた資金(約70万円)を一気に「買い」ポジションに投下します。

予測を外したときこそ、冷静な判断が重要です。
今後の動きをもう一度、改めて予測し直しましょう。

予測見事に的中【目標100万円達成】

11月9日の時点で「1ドル = 113円台」。

ここで70万円分の資金を一気に投下…つまり、70万円 ÷(113円 ÷ 25)= 15万通貨を一気に投下した訳です。

目標の100万円まで残り30万円。

つまり、15万通貨あれば「1pips = 1,500円」ですから…200pipsあれば、30万円の利益を得られます。

113円から200pipsは「1ドル = 115円」になり、以前から115円を目標にしていたことの裏付けにもなりました。

デイトレをやめて、ここからスイングトレードで「115円」を目指すことに。

結果…

11月23日に115円を超えて、目標の100万円を超えることができました。

目標達成ですべてを利確したことが後に…

2021年11月に、約3ヶ月かけて目標100万円を達成しました。が…

そこで、私はすべての保有ポジションを決済・利確します。

それはなぜか…

1ドル = 113円から115円までの値動きがあまりに急だったためです。

ここの判断もかなり重要です。

違和感を感じたら一旦逃げるが鉄則

11月9日で一気に70万円分(15万通貨)を買い、そこから115円に到達する11月23日まで約2週間。

これは今までの値動きから見ると、あまりに早すぎる(急すぎる)展開でした。

つまり、12月のFOMCを前に、多くのFX投資家たちがこぞって「買い」を入れてきたことを意味します。

急な「買い」には、急な「売り」が付き物ですから、キリの良い115円を超えた時点で、ある程度の覚悟を決めます。

もちろんこれ以上に上がる可能性もありますが、目標を達成しているということもあり、一旦すべて決済しました。

すると…

11月23日から1週間以内に、1ドル = 113円にまで下落。。。

ギリギリセーフ…といった印象です。

FXのチャートは普段の動きの時と、普段と違った動きをする時とで同じトレードをしてはいけません。
急な「買い」変動には、必ず急な「売り」変動(逆も然り)があることを意識しておきましょう。

冷静にチャートを分析して…

ただ、11月9日に同じく113円まで下落して、そこからまた上がっていった過去がありましたよね。

(私がこのまま下げ相場になるのか?と迷った時です)

改めてこれまでの値動き・チャートを見直し、私は113円が今の底値なのでは?と思い…

マイナス50,000円になったら損切りするつもりで、目標達成額の半分の50万円分(11万通貨)を「買い」ポジションで投下。

11万通貨 = 1pips 1,100円ですから、50pips = 0.5円分下がったら損切り…

それ以上に上がったら放置…というスタンスで保有しました。

幸い112.5円よりも下げることなく(危なかったですが)、そのまま12月のFOMCも「政策金利は据え置き」と決定。

このまま円安が続くと確信し、一気に投下資金を倍の100万円分にして、また115円を目標に切り替えました。

この予測も見事に的中し、12月だけで約40万円の利益を出すことに成功。

また、1ドル = 115円ですべてのポジションを利確しました。

ここぞという時は一気に投下する!但し、損切りラインを必ず決めておくこと。

元手30万円は結果150万円近くに

2021年7月30日に、元手30万円から始まったトレードは…

結果…

2021年12月31日までの約4ヶ月で、おおよそ5倍の150万円にまで増やすことができました。

ここから大「円安」時代に突入

ただ、2024年1月現在で、1ドルは145円を超えています。

2022年3月「1ドル = 115円」から約1年半かけて、2023年10月に「1ドル = 150円」を超えたところをピークに…

1ドルは140円~150円をウロウロする大「円安」時代時期に入ります。

もちろん、私がこの波に乗らない訳がありません。

私もこの波にしっかりと乗り、なんやかんやトータルで500万円以上を稼ぐことができています。

1ドル = 115円が、まさかの150円になる機会なんて、歴史的にも次起こるのは何十年先かわからないですからね。

「150円 – 115円 = 35円分 = 3500pips」の大変動です。

1ドル = 115円の時に100万円分の米ドルを買って、150円で売ることができれば…

単純計算で、770万円の利益を得られた上に、そこにスワップポイント利益も上乗せされると考えると…ざっと800万円の利益ですね。

これが100万円分ではなく、200万…300万と元手が増えていれば、元手に比例して1000万、2000万と増える訳です。

この時期に大きな利益を取れたトレーダーもきっと多くいたでしょう。

取引前の売買計画が成功の80%を決める

今回の「元手30万円」を100万円に…150万円に…そして最終的には500万円にまで膨らました背景には、いろいろな戦略がありました。

ここでその戦略をまとめましたので、解説しておきますね。

まずは元手30万円で取引する前の「売買計画」についてです。

通貨ペアの選定方法

この売買計画が今回の成功の80%を占める…と言っても過言ではありません。

売買計画の内訳は…

  • 通貨ペアをどれに絞るか
  • 1日どれだけの利益を目標とするか
  • スワップポイントのことも考えて「買い」で入れるタイミングか

通貨ペアの選定基準は、「予測しやすい」かどうか…。

取引する以上、予測がしやすい通貨ペアの方が勝負に出やすいので、「米ドル/円」に選定。

ユーロ圏や他国通貨圏の経済情報に強い人は、そこの通貨ペアでも良いと思います

1日の目標値は現実的に

次に、1日どれだけの利益を取るか…は…

ひとまずキリの良い、10万円分で1日10,000円といった叶いそうな利益目標に掲げました。

ここも重要なポイントで…

先述しましたが、「一気に大きな利益を取りにいかないこと」です。

FXは株と違って、仕手もいなければ大化けする可能性の決算もありません。

日々の変化・変動にうまく反応して、コンスタントに利益をコツコツと積み重ねることこそがFXの醍醐味です。

今が「買い」なのか「売り」なのかを判断する

これから目標を決めて動き出そうとするならば、これから上がるのか…下がるのか…のある程度の予測は必須です。

これから上がるだろう…と予測したなら「買い」を。

下がるだろうと予測したなら「売り」になります。

FXは「買い」も「売り」も気楽にできる投資ではありますが…

「買い」も「売り」もどっちも取ろう…と考えて良いのは、スキャルピングやデイトレのような短期取引のときだけ。

ある程度のスパン(数週間~数ヶ月)で目標を立てる場合は、一定方向に照準を絞る方が、欲が出ない分、計画もシンプルになります。

米ドル円で元手30万を100万まで増やした方法【まとめ】

米ドル円で元手30万円を100万円までに増やした方法の中で、いくつかのポイント(ターニングポイント)がありました。

取引・トレードを始める前の「売買計画」は重要なポイント
目標値は、叶えられる程度の身近な目標にすること
決めた通貨ペアが上がるのか…下がるのか…また、その根拠(理由)となるファンダメンタルズ分析や、テクニカル分析を身に付けること
判断が求められたときこそ、冷静に次の予測を立てること
エントリーするタイミング(エントリーポイント)を慎重に選ぶこと

これら5つのポイントを、ここぞという重要なタイミングでこそ、特に重視して取り組むことで、元手の何倍もの資産を増やすことができます。

もちろん、今回の私の取引には「タイミング」が大きかったことは自覚しています。

1ドルが110円から150円になる大変動の時期でしたからね。

もうこんな時は私が生きている間に何度くるか…くらいの大変動でした。

しかし、こういったタイミングを逃さないこと…これこそが、FXで大きな資産へと膨らますべき「時」です。

そしてこれからは「1ドル = 150円」から110円台にまでおそらく戻してくる時期に入ってくるでしょう。

あなたがこの変動に乗れさえすれば、私以上の資産を形成することができるかもしれません。

しっかりと今のうちに、先を読む力を養っておきましょう。


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